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スモモ(プラム) '11年 07月 15日  
「李下に冠を正さず」
「李」とはスモモのこと。スモモの木の下で冠を直すと、スモモの実を盗んでいるように見えるという中国の故事に由来する言葉(故事成語)です。つまり、不用意に人から疑われるようなことはするな、紛らわしい行動はするな、ということ。
日本でも古事記や万葉集に「李」という言葉が登場しています。スモモは中国揚子江から日本に及ぶ地域に起源すると言われていますが、ここから世界へと広がりさまざまな品種が生まれました。

ベイリーフ(月桂樹) '11年 07月 01日  
ベイリーフはポトフやシチューなど洋風の煮込み料理に欠かせない香辛料のひとつです。
「ベイリーフ」は英語ですが、フランス語の「ローリエ」、日本語の「月桂樹」などの呼び名も一般的です。勝利と栄光の象徴とされ、この枝葉で作られた冠「月桂冠」を勝者に与える習慣は、現在でもマラソン競技などに受け継がれています。

グレープフルーツ '11年 06月 15日  
「グレープフルーツの原産地は西インドです。」
このように書かれている資料の多いこと。これはたいへん大きな誤解を招きます。なぜならインドはインドでもタージマハルとカレーで有名なあのインドではなく、カリブ海域の群島「西インド諸島」のことだからです。カリブ海とインドでは地球儀の表と裏。西インドと書かれているのを見つけたら「(カリブの)西インド(諸島)」と書き加えておきましょう。

パイナップル '11年 06月 01日  
高校生のころ訪れたドールプランテーションでパイナップルを目の当たりにした私は、度肝を抜かれました。アロエのような大きい葉の上にパイナップルが鎮座していたのです。
四方に広がる剣のような葉はまるで「台座」。
なんとパイナップルは高い木になる実ではなく、草の実だったのです。

ロメインレタス '11年 05月 15日  
レタスの栽培が日本で本格的に始まったのは戦後のこと。GHQ最高司令官のマッカーサーが「日本にはサラダにする野菜がない」と言って、農民にレタスの栽培を指示したのが始まりと言われています。それまで生で野菜を食べる習慣はありませんでしたが、帝国ホテルでのGHQのパーティーで出された「シーザーサラダ」をきっかけに、「生で野菜を食べる=サラダ」も日本人に浸透していきました。
そして、そのシーザーサラダに欠かせないレタスがロメインレタスです。

オレンジ '11年 05月 01日  
映画やドラマで見かける欧米の朝食風景といえばトーストとサラダ、それからオレンジはつきものですよね。日本では手で皮のむける温州みかんやデコポンが人気ですが、欧米ではナイフで切り分けて食べるスタイルが主流なようです。でもほんの100年ほど前までは北アメリカや北ヨーロッパでオレンジは日常的なものではなく、とても貴重な果物だったのです。


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